どのような仕事もそうですが、毎日順風満帆という訳ではありません。特に看護師の仕事は人の生死を左右すると言っても過言ではないです。ベテランであれば何とか対処できることでも、新人ともなれば定かではありません。
そんな新人看護師の試練として最初に乗り越えないといけないのは、プレッシャーです。極論を言えば、投与する薬の種類や量を一回間違えるだけで患者が亡くなる可能性があります。例えば低血圧の患者に、高血圧改善の薬を与えてしまったら更に状態が悪くなるのでミスは致命的です。もちろん絶対にミスが発生しないような仕組みの中で仕事をしますが、ケアレスミスをする可能性はあります。間違えてはいけないというプレッシャーを毎日感じて緊張感をもたらすのも良いですが、自分の心が潰れては元も子もありません。しっかりと確認をすれば良く、思い込みで仕事をしては駄目です。
そして、残念なことに患者の容体が急変するシーンも目の当たりにします。苦しそうにする姿や、吐血などを見るとどうしても新人看護師は戸惑ってしまいます。しかし、このような試練を乗り越えないと看護師として失格ですし、この先何度も同じ光景を目にします。先輩看護師はどのように対処しているか観察して、次は実践できるように心掛ける必要があります。
誰もが一度は辞めたいと思うのは、もはや看護師あるあるです。これまでに学校や研修でたくさんの試練を乗り越えられたのですから、看護師一年目でぶつかる壁もきちんと対策を練れば必ず乗り越えられるはずです。